【06年11月】 「来院の際のお願い」 皆さんは動物病院に動物を連れて行くときはどどのようにして連れて行っていますか? 普段家ではしないような行動にでて思わぬ事態になることを想定して連れてきてください。 犬はキャリーバッグに入れるか入らない大きさの犬は必ず首輪、リードをしてください。 待合室で自由にすることは避けましょう。 「うちの子はおとなしいから大丈夫」と思っていても突然入ってきた見知らぬ人や動物に驚いて開いた扉から外へ飛び出したりケンカをしてお互い被害者にも加害者にもなってしまいます。 猫もやはりケャリーバッグに入れるか洗濯ネットなどに入れて、突然暴れたりしないようにしてください。 鳥やハムスターなど小動物では可能であれば飼っているケージごと持ってきてください。 その際「病院に行くから」と直前に掃除したりせず 「そのまま」持ってきてください。 便の様子やケージの中にあるものからも得られる情報は多いからです。 ケージごと持ってこられない場合は直接手やタオルでくるんで連れてくるのではなく小さな箱状のものを用意して来て下さい。 またその時にこれからの寒くなる時期に注意したいのは「保温のため」と箱の床に使い捨てカイロを敷いてくることがありますが使い捨てカイロは周りの酸素と反応して熱を出すものですから密閉容器に入れると酸素が薄くなってしまいます。 またカイロが箱の床一面にあると具合の悪い動物は逆に箱の中が高温になりすぎて来院したころには最悪の場合死んでしまっていることもあるのでカイロを使用する際は箱の外側の側面かフタに貼るようにして来てください。 いずれにせよ具合が悪くなってから間に合わせのように準備が整わないままつれてくるのではなく、キャリーケースなどは事前に用意しておいておくのも飼い主としての責任ですね。 |
【06年9月】 |
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【05年11月】 近年のペットブームにおいて動物はペットではなく家族の一員となっていることでしょう。 当院に来院される飼い主さんの話を聞くと多くの愛情を注がれていることを感じます。 しかし、時折「間違った愛情」を注がれることでかえって病気になってしまう動物も少なくありません。 またこれから動物を飼おうと思っている人もいざ家に迎え入れてから「こんなはずじゃなかった」 とならないようにしておく必要があります。 <飼う前に確認しておくことは?> ・その動物の生態を知る:飼い方を知らない、間違っていることで病気になることは多いです。 特に小動物はその自然での生息地環境や食事、何年生きるのか?を調べ、自分の家でどこまで再現・維持できるかを 考えてください。 一日中留守がちな家で散歩の必要な犬を閉じ込めたり虫を食べる動物を「虫を触るのがイヤ」と 他の適当な餌で済まそうとするのはいくら飼いたいと思っても「その人はその動物を飼うのには適さない」ということです。 <家に迎え入れてからしていくことは?> 動物病院に健康診断に行き、信頼のおけるかかりつけをみつけておきましょう。 そこでワクチンや予防などについて聞いて下さい。 今は動物の保険などもあるので加入しておくこともいいでしょう。 「質問するのが恥ずかしい」と躊躇される方もいるかもしれませんがケガの子を治療するだけでなく 「病気にならないようにする」のも私たち動物病院の大切な役割と考えていますのでささいなことでもお気軽に相談してください。 |